通説・天岩戸伝説
通説・天岩戸伝説 現在の天岩戸伝説は、天照大神が太陽であったり、月であったり、定まってはおらず、天照大神が天岩戸に「お隠れ」になってしまったことを日食が発生したことや月食が発生したことに擬えて説明しております。日食などは皆既日食から部分日食まで発生し、キリがありません。 それでは、何が「天孫降臨説」であり、何が「天岩戸伝説」なのか,日食が日本建国神話と何が結びつくのでしょうか。 さらに...
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天岩戸伝説 2ここに出てくる織姫は琴座・ベガであり、牽牛は彦星・アルタイルです。上記二星と白鳥座のデネブは夏の大三角形として有名です。そこで 織姫星・ベガは天の川のバルジ(中心部)近くに観測されます。次の図は ベガの紀元前後10万年、合計20万年の軌跡図です。観測はカイロ、3月21日 朝4:30です。次の図は ベガの紀元前後5万年、合計10万年の軌跡図です。観測は カイロ、3月21日...
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天岩戸伝説 3天孫降臨の説明再度 天孫降臨の説明をしておきます。天孫降臨とは歳差暦のカレンダーで説明しています。この図の針は 1・BC2,500年 ピラミット建造時2・AD 0年 紀元0年3・AD2,000年 現在です。現在の針は、もうすぐ水瓶座に入る魚座の最終地点近くを指しています。日本書紀が完成した1300年前でもたいして動いていません。少しバックするていどです。確かに...
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天岩戸伝説 4夏の大三角が消える夏の大三角(ベガ、デネブ、アルタイル)が地平線上から消えることを説明いたします。図aこれは、夏の大三角の軌跡であり、日本書紀の建国神話の天岩戸伝説でもあり、当時の現代史でもあります。そこで この話を1・夏の大三角の星の軌跡、2・天岩戸伝説、3・当時の現代史に区分して説明いたします。先ずは...
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天岩戸伝説5・世界神話天照大神の正体を探る(6)で、天照大神は琴座(ベガ)であることを比定しました。 この中でベガは地平線上から消えることは少ないことを述べました。 そこで 日本書紀を見てみましょう。そこには 天岩戸伝説が紹介されています。この天岩戸伝説は わずかに...
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天岩戸伝説の余談1説得 二つ目は この夏の第三角形の軌跡図ですが、ベガがBC32千年からBC18千年の間、地平線上から消えてしまう軌跡図を知っていたことです。当然 BC32千年前後の軌跡実測図が残っているはずはありません。 これは 現在の星座シミレーション(ステラナビゲータ)がなければできません。しかし 実際この証明ができなければ、舎入親王を初め日本書紀を編纂する人達を説得できません。 そのため...
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天岩戸伝説の余談2天帝の娘 この物語を額田の大君は知らなかったのでしょうか。しかし 知ったとしても うかつに手出しはできなかったでしょう。更に アメノウズメが空桶の上で踊りを踊ったことに注目してみましょう。 先ずは空桶の上で踊るということは、ベガとデネブは他の星に較べて移動範囲が小さい事を意味しています。...
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天岩戸伝説の余談 3前方後円墳 この歳差暦の痕跡は日本には大きく二つあります。1つめは ストーンサークルで、二つめは前方後円墳です。 この二つの遺跡は日本全国に散らばっており、歳差暦の素養知識は当時充分あったものと思われます。 つまりは ストーンサークルと前方後円墳の建設年代はどこかに、その歳差暦の年代を解くカギが隠されていると思われます。 当時の人は これを読み解くことができ 原作者は...
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天岩戸伝説の余談 4太安万侶 ベガの軌跡図がどのような形で存在したのかを調べてみましょう。先ずは 古事記の黄泉の国の物語です。「イザナギノミコトが、イザナミノミコトが居なくなって寂しく思い黄泉の国へ迎えに行きます」この神話部分はベガが地平線上に沈んだ部分を擬(なぞ)らえています。つまり 「黄泉の国はこのような世界がありました」とおざなりに近い表現です。天岩戸のように...
View Article岩戸伝説の余談 5 製作開始時期
岩戸伝説の余談 5 製作開始時期実際の製作開始時期を調べてみましょう。 前回 述べましたように、天武天皇が もしベガの軌跡図をプレゼントされていたら、持統天皇に 悠久の舞を躍らせていたはずであり、本人の喜びはいかばかりであろうかと想像されます。しかし このような 史実は掲載されておりません。 そのため...
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天岩戸伝説 7 書紀以前 「日本書紀には過去の大きな歴史事件が書かれていない」とされております。例えば 魏志・倭人伝に書かれている卑弥呼の件、聖徳太子の遣隋使の件 その他諸々、そして 正史でありながら 百済とのことは色々と書かれておりますが、新羅や高句麗、その他の関係諸国のことはあまり 記載されておりません。それは 何故でしょうか。 答えは 「この日本書紀は あくまでも...
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天岩戸伝説の余談8二等辺三角形日本書紀の神代紀は非常に精巧に書かれていると思われます。 夏の大三角は二等辺三角形であります。この形に色々と意味を込めています。 天岩戸伝説は日本の建国史ではありますが、天武天皇を巡って?野讃良姫(うののささらひめ)と額田王の恋争いの当時の現代史に擬えており、また別の見方をすれば、額田王を巡って、中大兄皇子と大海人皇子との恋争いを近代史に擬えてもいます。...
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天岩戸のその後1消滅 日本書紀の天岩戸伝説と古事記の黄泉の国は、夏の大三角と琴座・ベガの軌跡を擬らえて作成された格調高い天文学の物語りです。この物語は、その後何故か かき消されるかのように消滅してしまいます。その理由を調べてみましょう。1・「記紀」の読者は、天皇関係者か高級貴族階級だけの読み物でした。2・奈良時代初期には仏教が国教にもなっております。...
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天岩戸伝説のその後2世界の岩戸 琴座・ベガの軌跡が地平線上から姿を消す 格調高い天文学の物語が何故に「仏教界の天国と地獄の世界」に いとも簡単に取り込まれてしまったのでしょう。 つまり 古事記の死者が住む黄泉の国・地下世界を地獄に擬らへ、神の住む天上界を天国に擬らえています。この考え方は、仏教だけではなく、キリスト教にも存在します。古くはギリシャ神話にも、地下世界の神・冥府の神...
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ラスコー洞窟について(1)新しい見解 先日の夜 NHK ・Eテレにてラスコー洞窟の新しい見解の放映があった。 これは 2000年10月18日 ドイツ・ミュヘン大学Michael...
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日本書紀(0) ラスコー洞窟 天岩戸伝説の夜明けはBC17,500年頃の夜明けである事が判明しました。そこで 当時の星座配置図を見ると北西の地平線上に鷲座と琴座が現れ、その上に白鳥座がみえ、夏の大三角を示しています。その上にはアンドロメダが見えます。北東の空にはコカブ、ポラリス、ムンタ、カシオペア、カペラなどが見られます。 そこで 皆さん...
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ラスコー洞窟について(2)ネアンデルタール人ラスコー洞窟の壁画はクロマニヨン人によって描かれたとされている。そこで、ある布石のために クロマニヨン人より前に棲んでいたネアンデルタール人について書いておかねばならないと考えて調べてみたが、この問題はとても奥が深く、現在の研究が日進月歩で進んでおり、ここで、簡単に説明するのには非常に困難を伴うので、後述遺伝子工学の分野で書く事とします。
View Articleラスコー洞窟について(3)太古の夜空
ラスコー洞窟について(3)太古の夜空ラスコー洞窟の壁画「有名なラスコー洞窟(フランス)の壁画に星が描かれているのが発見された。この研究が正しければ最古 の星図の発見である」と2008年8月11日 BBC Newsに発表があった。...
View Article勝楽寺の葬儀
勝楽寺の葬儀 先日の6月30日、7月1日と、半僧坊大祭で有名な勝楽寺で、先代の住職が亡くなられ、お寺の葬儀が行われました。 本殿内の儀式は末寺・棟岩院の住職が仕切られました。 私は、外部の仕切りが任されました。まさに、「寝に耳に水」とはこのことであり、初めは気にしないで受けてしまい,家に帰ってから、この大役に体が震えてしまい、その夜は、ろくすっぽ寝れないまま、朝を迎えてしまいました。...
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