シベリア旅行記
ヤクーツクにて
当たり前のことは省略させて頂きます。
永久凍土の王国
ここは元冷凍研究所として使用されていたが、今では観光地として利用され、高さ150m位の山脈に永久凍土の洞穴があり、マンモスや地元に伝わる寒さの王様チェスハアンの氷の王座、生命の樹などのアトラクションがありました。
ここではエスキモーのような服装に着替えて、靴はアザラシの毛皮の靴(軽くて地面の氷の冷たさは全然感じませんでした)、服装も毛皮で頭からスッポリ被るもので、外は非常に寒いのですが、そんなものはびくともしないのです。更に帽子は皆さんがご存知のように丸い耳までスッポリはいるものでした。
レストランからこの場所まではおよそ200m位あり、行きには犬ぞりに、帰りには鹿ゾリに乗せてもらいました。
今回の旅行の目的の一つに「シベリアの氷は濁った水が凍った物」と考えており、その確認に行って来たのです。間違いありませんでした。
ホームステェイさせて頂いた家でも飲料水は買っているようです。大きな1斗ダルのようなプラスチックの入れ物がいくつかあり、水が入っていました。そして永久凍土の王国のトンネル内の氷も全て薄茶色の氷でありました。従って氷を溶かしても濁った水しかできません。
つまりこの土地には自然に飲める水は存在しないのです。
本当の私の目的は毛長マンモスの現物の確認でした。
日本でもユカマンモス(横浜)や昔、新潟県の安田町(現在は阿賀野市)にて何頭か見ております。今回マンモス博物館や永久凍土の王国トンネル内、ハバロフスク博物館にもありましたが、すべてレプリカでした。残念です。
もう一つの確認は、バイカル湖を中心とした細石刃文化の石質を調べることでした。横浜のユカマンモス展に展示されていたものは硬質頁岩でした。
こちらのマンモス博物館も同じに見えました。ハバロフスクの博物館には黒曜石もありました。オホーツク沿岸に取れるという話ですが正確には確認しておりません。
もう一つ奇妙なことは琥珀が取れるはずなのですが土産店には出ていませんでした。シカチアリャン村の小学校の資料室で見ただけでした。
更に、「レナ川の河原は石が存在するのか又岩盤が出ているのか」の確認をしておきたかったのです。Oさんの友達・銀行の幹部の方にお昼をご馳走してもらいました。その時に聞いてみました。ヤクーツクは地下350m位氷でできているそうです。正確性に欠けるのは凍土層があり、地表面から電波を発信しても途中で跳ね返ってしまうため正確には測れないそうです。
つまり レナ川の河原は氷の上だという事で大きな石は存在しません。
ただし写真を撮ってくるのを忘れてしまいましたが、永久凍土の王国の傍には直径1m位の石が何個かありました。帰り間際に気が付いたので材質まで調べることができませんでした。
ただ他所からもってきているかもしれません。
ただ他所からもってきているかもしれません。
世界民族ホムス(口琴)博物館にも連れて行ってもらいました。
ここの館長の息子さんは日本で口琴を販売されているそうで、非常に日本語が達者でした。
ここの館長の息子さんは日本で口琴を販売されているそうで、非常に日本語が達者でした。