干上がった海底
毒蛇の来た道 星野通平 東海大学出版会
p17
今までは暖かい気温の中で、海水面が低かったことを述べてきましたが、これは矛盾する問題であり、一般的には寒い時代に海水面は低くなるのです。これが基本の姿です。
氷河時代には海水が蒸発して雲になり、雪となって陸地に降り積もる、それらは万年雪になり、氷河となって陸地を広く覆い、水は海に戻らなかった。
海水は次第に減って地球上に氷河が一番広く広がったとき海面は現在に比べて100mも低くなってしまった。宗谷海峡の深さは一番深いところでも60mほどである。そのため宗谷海峡は干上がりサハリンと北海道を結ぶ陸橋になっていたのである。
今日はここまで、また夢の中でお会いしましょう。