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Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
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サルマタイ  ダーチ1号墳

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サルマタイ
ダーチ1号墳  Wikipediaより
•    ドン川下流アゾフ市郊外のダーチ1号墳は耕作されて墳丘の高さが0.9m、直径は35mが残存していた。墳丘中央に位置する1号墓は3.1×3.2m、深さ3.3mの方形の竪穴墓であり、すでに攪乱を受けて副葬品はアンフォラやガラス器の破片などわずかなものしか残っていなかった。しかしながら墓壙西側で発見された方形の隠し穴からは豪華な馬具のセット、短剣、半球形胸飾り、鹿形腕輪、が出土した。馬具は金製飾板が前面に付けられた馬覆い、銜留具の両端に金製象嵌の円形小型ファレラが接合された鉄製轡、同様な楕円形のファレラ、半球形の金製胸飾り、縞メノウが象嵌された金製大型ファレラ1対などからなる。大型ファレラのメノウの周りを丸彫り風に表現された横たわる4頭のライオンが取り巻いている。ライオンの目、腿、尻は象嵌されている。そして。ライオンとライオンの間には大粒のザクロ石が象嵌され、一方のファレラではそこに女性像が彫り込まれている。さらにファレラの縁にはトルコ石、ガラスの象嵌がめぐっている。また、メノウの頂点ににも象嵌されたロゼット文が取り付けられている。短剣は柄と鞘が豪華な金製装飾版で覆われていた。装飾版全体にわたって鷲がフタコブラクダを襲う闘争文が繰り返されている。柄頭にはフタコブラクダが単独で表現されている。鞘の基部と先端部の両側に半円形の突出部があり、そのうち基部左側を除く3か所に同様な闘争文を表現する半球形の突起がついている。基部左側の突出部には体を後方へよじったグリフィンが表現されている。動物の体躯と鞘の縁にトルコ石とザクロ石が細かく象嵌されている。特に縁に沿った象嵌はサルマタイには珍しいひし形であり、トルコ石2個おきにザクロ石が置かれている。半球形胸飾りは金製で、頂点に円形の珊瑚が象嵌され、その周りをトルコ石とザクロ石が象嵌された連続三角文が2重に取り囲み、四方へ同様な三角文の文様帯が伸びて縁をめぐる同様な文様帯に接続している。胸飾りの縁の一方側に1個の金製環が、反対側に2個の環がそれぞれ取り付けられている。鹿形腕輪も金製であり、全体は左右から2頭ずつ鹿が直列して向かい合い、中央で前肢の蹄を合わせている形であるが、各鹿の頭部と枝角はそれぞれ輪から突出して表現されたユニークなものである。鹿の胴部にはトルコ石、珊瑚、ガラスが象嵌されている。墓は主体部で発見された鉄製袋穂式鏃から1世紀後半に編年されている。4か所の突出部のある剣の鞘はアルタイの木製鞘に起源があると考えられるが、金製象嵌の装飾版の類例はアフガニスタンのティリャ・テペと北西カフカスのゴルギッピアで発見され、また彫像に表現された例としてはパルミュラやアナトリア東部のアルサメイアで知られており、広範囲な文化関係があったことが推測される。

と書かれておりました。

「頂点に円形の珊瑚が象嵌され」と書かれており、サンゴがどこから来たものか、黒海や地中海にサンゴが採れるものか不思議と思われます。

これは海蛇が地中海には存在しないことと同じと考えています。

私の推定ではアラビア海で獲れたものではないかと考えています。

今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。
 


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