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チベット民族1概略

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チベット民族(チベットみんぞく)、蔵族(ぞうぞく)は、ユーラシア大陸中央部のチベット高原上に分布する民族。チベット語を話す。人種的にはモンゴロイドに属す。
目次
  
1 概要
2 分布
o2.1 中国における分布
o2.2 ネパールにおける分布
o2.3 インドにおける分布
o2.4 ブータンにおける分布
3 言語
4 文化・宗教
概要
チベット民族はチベット高原一体に分布し、シナ・チベット語族チベット・ビルマ語派のチベット語を用いる。7世紀、国王ソンツェンガムポの命によってインドに派遣されたトンミ・サムボータによって作られたという伝承を持つ独自の表音文字(チベット文字)を持つ。
チベット語では「プーリー」 (bod rigs) と自称する。 「プー」はチベット、「リー」は種族、民族の意。現在「チベット系民族=プーリー」は、包含する内実が相違する二つの用法で用いられている。
1.前近代以来用いられている伝統的な用法は、チベット本土の人々「プーパ」と、ブータン、ラダック、シッキム等の諸国の人々などをあわせた、チベット系の人々に対する総称。
2.中国の統治下で近年用いられ始めた用法は、中華人民共和国の国民を構成する少数民族の一つ「蔵族(ぞうぞく)=チベット族」と等置されるチベット語の呼称。これは、中国が国民を民族識別工作によって民族別に区分する際、チベット系の諸集団の多くを識別することによって成立した概念で、チベット系の人々のうちメンパ族として識別された集団や、ブータン、ラダック、シッキムなど中国の国民ではない人々は含まれない。チベット族は、チャン族、ロパ族とともに民族区域自治政策に基づく集住地域の設定を認められるなど
3.、中国の55の少数民族の一つとしての法的地位を有する。
本記事では2.の用法、すなわち狭義のチベット民族について記述する。1.広義のチベット民族についてはチベット系民族を参照。
分布
この民族の分布地域の面積・人口とも、大部分が中国の統治下におかれている。政治・文化の中心ヤルンツァンポ河流域は、現在、中国が設置した行政単位「西蔵」地方の中枢を占める。人口は、中国で5,416,021人、亡命チベット人約15万人など、約600万人。中華人民共和国の弾圧政策により約1/5の人口を失ったとされる。
中国における分布
チベット自治区(西蔵自治区)の全域。
青海省の全域。東北部を除く省内全域に、チベット系民族(チベット族=蔵族)の民族区域自治単位として、以下の諸州が設けられている(一部は他の民族と合同)。
ゴロク・チベット族自治州
海北チベット族自治州
海西モンゴル族チベット族自治州
海南チベット族自治州
黄南チベット族自治州
玉樹チベット族自治州
四川省では、同省の西半部を占める以下の各民族自治州、民族自治県とその近辺
アバ・チベット族チャン族自治州
カンゼ・チベット族自治州
涼山イ族自治州:ムリ・チベット族自治県
甘粛省では以下の民族自治州、民族自治県とその近辺
甘南チベット族自治州
武威市:天祝チベット族自治県
雲南省では、同省西北部に位置する以下の民族自治州とその近辺
デチェン・チベット族自治州
チベット自治区には241万人、青海省には113万人、甘粛省には36万人、四川省には122万人、雲南省には13万人いると言われている。
ネパールにおける分布
ネパールのチベット人の行商)
ドルポ地方
ムスタン
インドにおける分布
ジャンムー・カシミール州:ラダック地方
シッキム州
ヒマーチャル・プラデーシュ州北部
アルナーチャル・プラデーシュ州
ブータンにおける分布
「ブータンの国民」も参照
ブータンにおいてはチベット語に近縁なゾンカ語を母語とするガロン(英語版)(Ngalong)が人口の筆頭を占めるが、狭義のチベット民族(蔵族)は数千人に過ぎない。
言語
チベット語を話す。通常、チベット語はウ・ツァンチベット語、アムド・チベット語、カム・チベット語の3語を指す。ラサ方言は標準チベット語と言われる。
文化・宗教
宗教としては大多数が、8世紀に国教と定められたチベット仏教の信者であるが、近年では世俗化が進んでいる。またボン教やイスラームの信者もいる。
と書かれておりました。

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