カイパーベルト2 Wikipediaより
エッジワース・カイパーベルト天体は短周期彗星の起源、オールトの雲は長周期彗星の起源と考えられており、どちらも氷を主成分とする小天体の集団である。
20 世紀の中頃、エッジワース?(1943, 1949)とカイパー(1951)がそれぞれ太陽系の外縁部に関する考察で、惑星形成過程を考えると海王星軌道のすぐ外側で天体がなくなってしまうのはおかしいと主張した。さらに彼らは海王星以遠では太陽系星雲ガスの密度は大きな惑星をつくるには低すぎるけれども、微惑星の集団はこの領域にもいるだろうと示唆した。エッジワースはさらに、この領域にある微惑星が時々太陽系の内側へ落下して短周期彗星になるのだろうと考えた。彼らのアイディアは 1980 年代にコンピュータ ・ シミュレーションによって木星族彗星の起源がオールト雲よりエッジワースとカイパーにより提案された海王星以遠の微惑星の領域にありそうだと示唆されるまで忘れられていた。