サソリ座の神話
星座と神話がわかる本 宇宙科学研究倶楽部編
発行人 脇谷典利 発行所 (株)学研パブリッシング
p24
巨人族の狩人オリオンは日ごろから粗暴で行状も悪く、何かにつけて自分の力を誇示するため、オリンポスの神々の嫌われ者だった。
あるとき そんなオリオンが「自分より強い動物などこの世に存在しない」と高言したため、ゼウスの妻である女神ヘラ(大地の女神ガイアとする説も)の怒りを買った。そして彼女はオリオンの通る道筋に巨大なサソリを放って待ち伏せさせたのだ。何も知らずに通りがかったオリオンは、草むらから突然出現したサソリに足を一刺しされ、その猛毒のためにあえなく命を落としたのである。大サソリはオリオンを倒した功績をヘラや神々に認められ、星座として天に上げられた。
サソリ座が西に沈むころようやく東の空から上がってくるのである。
と書かれていました。
今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。