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Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
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絶滅度の違い

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絶滅度の違い
 P―T境界における生物種の絶滅度の違いを分析したバンバックとノールは「石灰化した殻(から)を持ち、鰓(えら)を持たず、細胞が直接酸素を呼吸する循環器系の弱い動物類が絶滅の影響を受けた」と判断した。
何らかの要因で、水中の酸素が減って二酸化炭素が増えると、この種の生物は酸素を体内に取り入れることができなくなって死滅したとされている。
 鰓を有した活動的な循環器系と高い代謝率を有する動物、当時の軟体動物や節足動物や脊椎動物は絶滅の影響が比較的少なかった。
P―T境界の前段階であるガタルピアン末の絶滅では鰓のない代謝の低い生物属の65%が絶滅したが、鰓のあるグループの属レベルでの絶滅率は49%であり、P―T境界では前者の属単位での絶滅率87%に対し後者の絶滅率は38%であった。
と書かれておりました。
酸素が少ない水を死に水と言います。
例えば川をせき止めダムを造ります。この時ダムの底側に溜まっている水は、酸素が欠乏し死に水となります。ダム下の川は活性化酸素が欠乏し、生物形態が変わります。魚類は棲みにくくなり、水棲昆虫なども姿を消してしまいます。水自体もなんとなく油性の感覚となり、ベタツクと言う感じがします。また あまり酸素を必要としないどぶ川の白い藻が発生します。
鰓の有無でこれだけ生存率が違うのは、なぜなのでしょうか。
ここでの答えはチノちゃんには、解りませんでした。
今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。

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