「毒蛇が来た道」を読んで
毒蛇の来た道 星野通平 東海大学出版会
この本については、ギリシャ神話に登場する「ヒドラ」の探求の問題があり、前々から興味を抱いていた本でありました。
この本の著者 星野通平氏は、HH・ヘスが見つけた「ギョヨー」と蒸発岩、毒蛇を利用して中生代・白亜紀の海水準が今より4,000mも低かったことを証明しています。深さの問題を別として、白亜紀当時の海水準が現在の海水準から見て2,000mから3,000mも低かったことはチノちゃんも大いに賛成するところであります。
将来プレートテクトニクスとともに地質学の大きな決め手になると思います。更にさかのぼって、カンブリア紀時代は更に海水準は下がり、小さな海や大きな湖などは簡単に干上がってしまうことがたびたびあったと考えられます。
そうなると、そこから抜け出すために手足ができたり、羽が生えて簡単に他の場所に移動できるように進化したものもあり、さらに乾燥した中で生命維持や種族保存戦略の進化を図るために、魚類のようなエラ呼吸から肺呼吸に進化したものも出てきたとおもわれます。また「海水中から生物が陸上に上がった」とされる通説は、このたびたびおこる乾燥による環境変化に対応する生物変化(進化)だと解釈されるのです。
さらにまた、水生昆虫の生態やウナギの深海4,000mの産卵などはこれに起因するものでは
ないでしょうか。
さらにまた、水生昆虫の生態やウナギの深海4,000mの産卵などはこれに起因するものでは
ないでしょうか。
このような環境変化が、カンブリア紀の種の大爆発の原因ではないかと思われます。
今日はここまで また夢の世界でお会いしましょう。
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