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Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
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天岩戸伝説 7 過去の歴史

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天岩戸伝説 7 過去の歴史
「日本書紀には過去の大きな歴史事件が書かれていない」とされております。例えば 魏志・倭人伝に書かれている卑弥呼の件、聖徳太子の遣隋使の件 その他諸々、そして 正史でありながら 百済とのことは色々と書かれておりますが、新羅や高句麗、その他の関係諸国のことは
あまり 記載されておりません。それは  何故でしょうか。
答えは 「この日本書紀は あくまでも 日本建国の書」だからです。
主題は 日本建国の祖は天武天皇と野讃良(うののささら)姫の二人であり、その神話は 神代紀の二巻であるということです。そして 神代紀の物語は夏の大三角形のベガとアルタイルが手を繋いで地平線上に現れた事に擬らえているのです。
この部分以外は 付け足しのようなものなのです。
そこで 「過去の歴史は なるべく中立を保つため唐人の続守言と薩弘恪の二人にお金を払って 作ってもらいました」と書かれています。しかし 実際は 藤原不比等が大分横槍をいれているようだと言われています。
要約しますと この日本書紀は「日本の建国史で天武天皇と鸕野讃良姫が祖となります。過去の事件はなるべく中立を保って(客観的に)書いています、しかし 古いことは あまりよく解らないのでおかしなところは 省いて書いております」と言っていると思われます。
それ故 大きな事件と思われるところがあったと思いますが、入れ替えや矛盾するところがある所は省いております。
ご理解頂けましたでしょうか。
今日はここまで また夢の世界でお会いしましょう。



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