ゲルマン人
諸部族 Wikipediaより
大部族のスエービーはエルベ川の下流域に生息し、のちに一つの集団はライン川上流のドイツ南西部マインツ付近に定住し、もう一つの集団はボヘミア平原に定住した。カエサルとの戦争に敗北したアリオウィスト率いるスエービーの一部は、セムノーネースを中心としたアレマンネンに参加し、のちにフランク王国に併合された。スエービーの名前はシュヴァーベンとして残っている。別の一部はスペインでスエービー王国を作るが滅亡した。スペイン語やフランス語ではドイツ人はAlemania、Allemagneというがこれはアレマン人に由来する。
南部のスエービーの主力部分はボヘミアへ移住し、6世紀頃までにマルコマンネン人が住んでいたドイツ南東部からオーストリアに移住し、バイエルンと呼ばれた。
ユトランド半島にいたキンブリーとテウトニーは紀元前100年頃にイタリアへ侵攻したが、ローマ軍に撃退された。また、彼らはケルト系のボイイー地域へ移住した。キンブリーとテウトニーの後裔にはアトゥアートゥキーがいる。
このほか、ハルーデース、マルコマンニー、トゥリボキー、ウァンギオネース、ネメーテースなどがいた。
紀元100年頃にはインガエウォネース、イスタエウォネース、ヘルミノネースの3つの種族に分かれていた。
• インガエウォネース:北海沿岸。アングル、サクソン、フリージアンをふくむ。
• イスタエウォネース:エルベ川流域。
• ヘルミノネース:その他。
タキトゥスの時代から大移動までの300年の間連続性を保っていた部族は、
• ワンディリイー(ヴァンダル)
• フリースィイー(フリージアン)
• スエービー
• ランゴバルディー(ランゴバルド)
• アングリイー(アングル)
• エウドセース(ジュート)
• マルコマンニー(マルコマンネン)
• クァディー
• ゴトーネース(ゴート)
• ルギイー
• スイーオネース(スウェーデン)
などである。
ゲルマン諸部族については『ベーオウルフ』『ウィードスィース』にも記録がある。
と書かれておりました。