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Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
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高車・突厥

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高車  Wikipediaより
習俗
以下の記述は『魏書』、『北史』による
衣食住
高車は遊牧民なので、狩猟と牧畜を生業とし、食事は酪(らく:ヨーグルトの類)を飲み、肉を食べる。穀がないので、酒を造らない。季節(夏・冬)ごとに移動するため定住せず、穹廬(ゲル)に住み、移動の際にはその穹廬をたたんで家財道具とともにラクダや轀車(おんしゃ:荷車)に乗せて移動する。また、その轀車の車輪が高大で、輻(スポーク)の数が多いため“高車”と呼ばれる。着物は獣の皮や毛皮を衣とする。座るときは膝を立てて座り、風呂には入らず、衣服が汚れていたので、中国の人からは不潔で行儀が悪いと思われた。

婚姻
まず、男の親族は柵を作って、女の親族に好きなだけ馬を取らせる。迎婦の日、男女は馬の酪と熟肉を持ちあって節解する。主人は客を案内して穹廬の前に群がって座り、終日宴を催す。明日、婦が帰ろうとすると、夫の親族が還って家馬群に入り、極めて良馬を取る。父母兄弟は惜しむが、何も言わない。諱は寡婦から取ってこれを憐れむ。
葬祭
人が死ねば吟哭泣して泣く。埋葬のスタイルは土葬で、まず穴を掘って、その中で屍を座らせ、臂(うで)を張って弓を引かせ、刀を帯びて槊(矛)をわきに抱えさせ、生きている時と変わらないようにして、穴は覆わず露わにしたままにする。病気などで死んだ場合は福を祈り、その後何事もなければ神にお礼祭りをする。
その他
雷が鳴り響くと喜び、毎回鳴り響けば叫んで天に矢を射ってこれを棄てて移り去る。秋、馬が肥えると、雷が落ちた場所に来て、羖羊を埋め、火を燃やし、刀を抜き、巫女は祝い説き、群隊は馬を馳せて良馬を旋回させ、お供え物をして止める。
また、人々は一束の柳の木を持ち、これを回して立て、乳酪を灌(そそ)ぐ。婦人は皮で羊骸を包み、首の上にこれを戴き、髮鬢を絡め屈してこれを繋ぎ、軒冕(けんべん:大夫以上の者が使用する車と冠)のようにする。
良いことがあれば音楽を奏で歌舞をする。
歴代君主
大人(たいじん)とは部族長のことで、部帥(ぶすい)とはそれに次ぐ地位である。後に阿伏至羅は阿伏至羅国を建てて候婁匐勒(こうろうふくろく)と称し、弟の窮奇は候倍(こうはい)と称した。
今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。

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