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Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
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大野遼が気になる二つの岩絵

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大野遼が気になる二つの岩絵(いわえ)
右上の岩絵は、シカチ・アリャン村第二地点の岩絵。
ヘラジカのオスを弓で撃とうとする猟師。右下の岩絵は、オスのヘラジカが太陽を盗んで天界に逃げたのを弓に巧みな猟師マニが追い、オスのヘラジカから太陽を渡されたメスのヘラジカが北極星から天界に逃げ込む直前で、射落としたので、昼と夜が生まれたという伝承を描いた「マヤコフスキィーの岩絵」と呼ばれる岩絵。
構図が似ていることから気になり、シカチ・アリャンのヘラジカの臀部の四重丸は、太陽を表象しているのではないか、と考え出した。構図だけでなく、ヘラジカに比べて人のバランスが貧弱なことや大きなヘラジカを狙う姿には、並々ならぬ決意が感じ取れる。ひょっとして、エヴァンキ・オロチョンのヘラジカの雌雄が、夕方太陽を盗み、明け方太陽が戻ると言う、大熊座、小熊座の星の物語と関連してはいないか。ナナイの生命の樹・世界樹、エヴァンキ・オロチョンの世界観の影響を受けていることからも引き出される、一つの可能性だ。
と書かれておりました。
「岩に刻まれた古代美術 企画編集 NPOユーラシアンクラブ会長
(愛川サライ代表) 大野 遼  印刷・製本 東京カラー印刷
ヘラジカを見たかったら、相模原博物館に剥製があります。
また、シカチ・アリャンで見た北斗七星は鉞(まさかり)のように見えました。緯度の違いは、同じ星座でも全く違って見えるのです。
そのために同じ神話も変わってくると思われます。
これはオリジナルの神話も場所が替われば変化していくという例だと考えています。

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