南極の生物 Wikipediaより
南極氷床4km下の氷底湖に多様な生命体 多くはまったくの新種
外界から約1,500万年切り離されていたボストーク湖から、さまざまな生物のDNAが発見された。ほとんどはバクテリアで、多くはまったくの新種だ。ほかに、さまざまな単細胞生物と多細胞生物が含まれる。
ボストーク湖の写真。面積は琵琶湖の20倍以上。地表の標高を数cmの精度で観測できるRADARSAT衛星による画像。
南極氷床の約4km近く下に埋もれていた氷底湖のボストーク湖に、推定3,507種類の有機体のDNAがあることがわかった。
下りていくとそこにクジラが泳いでいるというわけではない。ほとんどはバクテリアで、多くはまったくの新種だ。ほかに菌類など、さまざまな単細胞生物と多細胞生物が含まれる。
この湖は約1,500万年にわたってほかの世界から切り離されていた。長い間孤立し、また、上にある氷の圧力が高いため、中の水には生物はいないのではないかと考えられていた。しかし、湖の水面からすぐのところで採取された氷床コアによって、たくさんの生物であふれていることが証明された。
米国オハイオ州にあるボーリング・グリーン州立大学の生物学者で、この氷床コアの分析を主導したスコット・ロジャーズ教授は、『Telegraph』紙に次のように語っている。「予想をはるかに超える複雑さだった。何も生き抜くことはできないと考えられてきた場所でも、生物は頑強であることを示し、有機体がいかに生き延びることができるのかを示すものだ。生物が存在できる場所とそうでない場所の境界についての考え方が変わるだろう」
ボストーク湖の暗く冷たい水域は、木星の衛星エウロパにある海に類似していると考えられている。ボストーク湖で生物が生きながらえるのだとすると、エウロパの海も生命体を支えられる可能性がある。
※ボストーク湖の平均水温は摂氏マイナス3度だが、上側を覆う氷の重さによる高圧等のため液体を保っている。2012年2月、ロシア北極南極科学調査研究所は氷床を深さ約3,800mまで掘削し、1989年の掘削開始以来初めてドリルが同湖に達したと発表した。なお、2012年11月には、南極の氷の下約20mにあり、3,000年近く外部から隔離された塩湖、ヴィーダ湖でも微生物が確認された(日本語版記事)
と書かれておりました。
チノちゃんは、この報道には疑問が残る。
1.発見されたバクテリアの多くが全くの新種で、たくさんの生物であふれていた。
それでは、そのバクテリアは嫌気性細菌なのか、好気性細菌なのか、又は編性細菌なのかの明示がない。
2.この湖は1,500万年に亘って外海から閉ざされていたと言う。
その根拠は何か。
3.この湖は地表の標高を数cmの精度で観測できるRADARSAT衛星によって発見されたと言う。
自国のシベリアにも同じ条件が沢山あるはずである。
4.この湖の平均水温は摂氏マイナス3度だが、上側を覆う氷の重さによる高圧等のため液体を保っている。
と書かれているが、水の重さなのか、地熱の影響なのかが明確ではない。
皆さん、報道は注意深く観察して下さい。
これは、私の新絶対年代です。
この図は、赤道の回転を示すものです。