Quantcast
Channel: 五千年前の大洪水と先史文明研究ゼミ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1343

白亜紀

$
0
0


白亜紀  Wikipediaより

白亜紀(はくあき、白堊紀、Cretaceous period)とは、地球の地質時代の一つで、約1億4500万年前から6600万年前を指す。この時代は,ジュラ紀に続く時代であり中生代の終わりの時代でもある。次の時代は、新生代古第三紀の暁新世である。
白堊の堊(アク; アと読むのは慣習)は粘土質な土、すなわち石灰岩のことであり、石灰岩の地層から設定された地質年代のため白堊紀の名がついた。白堊を白亜とするのは常用漢字表にないからで、亜(亞)には土の意味は無い。

目次
 ・1概要
 ・2気候と生物
   2.1気候
   2.2植物
   2.3地上動物
   2.4海洋動物
 
概要
白亜紀は,温暖な気候と高海水準とで特徴付けられる時代である。他の地質時代と同様に白亜紀の開始と終了との地層には際立った特徴があるものの、正確な年代については、数百万年程度の誤差が見受けられる。白亜紀の終わりを示すK-T境界においては、イリジウムが大量に含まれた粘土層が世界中に見つかっている。これは、6,568万年前にユカタン半島及びメキシコ湾にある巨大なチクシュール・クレーターを作った隕石の衝突によってその破片が地上に降り積もった物と考えられている。この隕石の落下が引き起こした気候変動が、白亜紀末の大量絶滅に関係しているという学説は、現在では地質学者、古生物学者等の間で広く支持されている。
白亜紀は、次のとおりの12の時代に分けられている。 うち、アルビアンまでを前期、セノマニアン以降を後期とする。
気候と生物
気候
ジュラ紀から白亜紀の境目に大きな絶滅などはなく、白亜紀も長期にわたり温暖で湿潤な気候が続いた。前期白亜紀において、一時的な寒冷化が見られるものの、同時期の表層海水温に関する研究では、低緯度地域で32 ℃、中緯度地域で26 ℃と現在より高い海水温で安定していたことがわかっている。末期には気候帯が現われ、植物相にも変化が見られた。
植物
植物は、主流であった原始的な裸子植物やシダなどが減少し、被子植物が主流となって進化、繁栄を遂げた。スギなどの針葉樹は現代と同じ形まで進化し、イチジク、スズカケノキ、モクレンなどが現在とほぼ同じ形となった。

地上動物
白亜紀は,超大陸パンゲアの分裂が一層進んだが、これによって地理的な隔離が起きたため、陸上の生物の多様性を更に高めることとなった。地上の動物は、恐竜やワニなどの爬虫類が支配的地位を占め、ジュラ紀に続いて全盛期であった。地上、海洋及び空を含め多種多様な進化を遂げている。白亜紀前期まではジュラ紀に栄えた恐竜の系統も依然健在であったが、白亜紀後期においては、その多くは姿を消した(広義のアロサウルス類、広義のディプロドクス類、ステゴサウルス類など)。代わってジュラ紀にはあまり目立たなかった系統の恐竜が新たな進化を遂げ、放散することになる。白亜紀後期の恐竜及び翼竜の代表的な種は、ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンなどが知られる。しかし白亜紀末期に他の多くの生物と共に恐竜は衰退し、最終的に現生鳥類を除いて絶滅する(後述)。また、翼竜類においては特に翼指竜亜目が白亜紀前期に多様化のピークを迎えていたが(翼竜の中でも嘴口竜亜目は前期を最後に姿を消した)、白亜紀後期には鳥類の発展と対照的に中・小型の翼竜類が衰え、プテラノドンやケツアルコアトルスなど大型種だけが残る状況となっていた。有リン目 においてヘビ類が地中性又は水中性のトカゲ類から進化したのも、白亜紀であるとされる。
哺乳類は、この時代に形態を大きく進化させ、胎生を持つようになり、また、有袋類及び有胎盤類への分化を遂げた。中には恐竜の幼体を襲っていた種もある。ただし、それらの形態は、小さな形の種にとどまっていたものが多い。有胎盤類は、白亜紀後期には既に多くの系統へと分岐していたようである。
前時代に恐竜から分岐した鳥類では、この時代に真鳥類が出現している。しかし、大勢を占めたのは,古鳥類(英語版)であり、陸上性では孔子鳥、エナンティオルニス類 (反鳥類、Enantiornithes) などが繁栄した。なお、海鳥では、真鳥類のヘスペロルニス、イクチオルニスなどが栄えた。しかし、白亜紀に全盛を迎えたこれらの鳥類の集団は、白亜紀末期にほとんどが絶滅した。この時期に現生鳥類の直系の祖先も出現している。多くの目は、白亜紀後期には分化していたようだ。
海洋動物
海洋では1億2000万年前に現在のオントンジャワ海台を形成した大規模な海底火山噴火が南太平洋で発生した。魚竜、海生ワニ類、大型のプリオサウルス類(首長竜の一群)が絶滅したのは、この影響ともされる。代わってモササウルス類、エラスモサウルス類をはじめとする首長竜などが繁栄した。軟体魚類では現在見られる型のエイ及びサメ、硬骨魚類ではニシン類が現れ、軟体動物では狭義のアンモナイトなどが進化を遂げた。
ジュラ紀中期に誕生した浮遊性有孔虫、及びココリスなどのナンノプランクトンは、この時期に生息域を大きく拡大させ、その遺骸は白亜紀の名称の元となった石灰岩層を形成した。
と書かれておりました。

上記の図を見れば判るように
「同時期の表層海水温に関する研究では、低緯度地域で32 ℃、中緯度地域で26 ℃と現在より高い海水温で安定していたことがわかっている」
と書かれていることは、海水温が非常に高いことを意味しています。
これは、ある意味では、海水準が低いことも考えられます。
しかし、よく見てください。現在の極地が、赤道になっているのです。

 「哺乳類は、この時代に形態を大きく進化させ、胎生を持つようになった」
 「ジュラ紀中期に誕生した浮遊性有孔虫、及びココリスなどのナンノプランクトンは、この時期に生息域を大きく拡大させ、その遺骸は白亜紀の名称の元となった石灰岩層を形成した」と書かれており、これが地球史の大きな手掛かりになると思っています。
今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1343

Latest Images

Trending Articles