ゲームの原点は天文学にあり
かれこれ 半世紀を過ぎようとしている時代 まだ新幹線が動いていない時代のエピソードです。 長距離出張においては、夜行列車を使用するのが当たり前の時代です。
当時の工場の課長と係長が一緒に出張することが度々有りました。
この 二人は将棋が強いので有名であり、二人は盲将棋を打てたのです。
盲将棋を説明しますと、将棋の駒や盤を必要としません。
二人は寝台列車の上下に席を取り、棋譜を読み合い 将棋を刺せたのです。
この将棋の棋譜は 囲碁やチェスの棋譜と同じであり、記号と数字の羅列です。 傍目(はため)から見れば、奇妙な表にしか見えませんが、その世界の人にとってみれば 貴重な表なのです。
そこで 天文学に目を向ければ、星の観測を行い、その軌跡を見るためには、天文座標に従い、観測点の緯度、経度の測定値を記します。
つまり 将棋、囲碁、チェスなどのゲームは天文学の棋譜と同じ表示方法なのです。
「将棋、囲碁、チェスなどはインドを発祥として世界に伝播した」と云われています。その意味は 「天文学の元はインドにある」と言っているように聞こえます。
その中でも、「将棋を見ると玉は金、銀を従えております」
今日はここまで、また夢の世界でお会いしましょう。